『おい、八乙女。ちと相談があるんだが…』 『奇遇だな。俺も今連絡取ろうと思ってたとこだ。…となると、そっちのセンターのことか?』 『ああ。…てことは、ソッチもか?』 『まあ、そうなるな…』 とある日の早朝。いつもの砕けたやり取りではないことに互いに嫌な予感がした、売れっ子アイドルグループのリーダーたち。 神妙な面持ちで画面を見つめていた彼らの表情が深刻なものに変わったのは、お互いが送りあった画像を見た次の瞬間だった。ちみっこばんざい「で……どうすんだコレ?」 「オレが知るかよ…」 本日の仕事終わり、IDOLiSH7とTRIGGERの全メンバーが集まったのは、八乙女事務所の社長室だった。 しかも両マネージャーや万理だけでなく、小鳥遊社長までいる勢揃い版だった。 そして、その彼らが見つめているのは。「それにしても、2人とも可愛いよね」 「何のほほんとしてるんだ、小鳥遊!非常事態だぞ!?」 小さく小さく縮んだ、両グループのセンターだった。