そして大学4年生の1年間というのは、私にとって大学生活の中で、もっとも忙しく、大変な期間でした。その1年はまず就職活動から始まりました。就職活動は企業に自分を売り込みに行くようなものだったので、私という人間を人に説明できるようにならないといけませんでした。これまで自分のことを人に伝えるということをしたことがなかったので、生まれて初めて今までの自分の人生を振り返り、自分自身を真剣に見つめ直すことで自分を知る努力をしました。そこから、自分自身の長所や短所、これまでの経験から自分の性格・考え方などを知ることが出来ました。また企業説明会などに行くことで、社会人 の方と接する機会や他大学との大学生とも話し知り合う機会もありました。何十社の選考を受け、いつ内定を頂けるか全く分からない先が見えない就職活動は、成長したと感じることばかりではなく、正直つらいと感じることや嫌に思うことも少なからずありましたが、何ヶ月もの期間をがむしゃらに頑張った中、内定を頂けた時にはとてもうれしくて、大きな達成感を感じることができました。私にとって就職活動は大きな苦しい壁であり、それを乗り越えたことで、自分の将来と真剣に向かい合うことができ、新しい自分の発見ができたことなど、今までの自分自身を大きく変えることができました。