貴方目を覚ますと、私は自分の部屋にいた「ここ…私の家だ」けど家はしーんと静まり返っていてどうやら家には私しか居ないみたいピンポーン「誰だろ、はーい」玄関の扉を開くとそこに居たのは私より少し背が高くて目がぱっちりの青年「えっと、誰ですか?」『おい、誰ですかって辛辣すぎだろ笑 ころんですー、羽夜が課題教えてくれるって言うから来たんですけど?』あー、この人が幼なじみってことかだんだん慣れてきた、きっとこの世界の私はころんって呼んでいるんだろうな「あっ、そうだったね、ころんに教えてって頼まれていたんだった」と言うとなぜか彼は顔を赤くしたえ、なんでだろ『お前、いつも俺のことヤギとか猿とか…1番良くてもころちゃんっていうのに、頭打ったか?』「あれ、そうだったっけ…あはは、そうだったねごめんころちゃん」『まじびびったわー、つか早く上げて』「あぁ、どうぞどうぞ」話しやすい人だな、と思いながらなぜか私よりも先に部屋まで走ってく彼を追って部屋へと向かった彼とテーブルを挟んで反対のところに座り、さっそく彼の持つ参考書を見た『でさぁ、これ全然分かんなくてさ、教えてくんね?』「これはー、こうやってこう解いて…」『っばか、羽夜顔近ぇよ』「えっ」参考書が彼のすぐ目の前にあるから身を少し乗り出して教えていたけど、近すぎたかなそう思って身体を戻そうとすると…「ちょっ、」『いや…別に、離れろとは言ってねぇから』私の手首を掴んでうつむき加減で彼はそう呟くそして顔を赤くして咄嗟に私の手首から手を離したそういえば彼、ツンデレなんだっけ