っと、考えていた数分後。 ブー‼ っというどこかで聞いた効果音と共にアラームが鳴り響いた。「な、何⁉」「プレート? 今までとなんか違うけど……。」 効果音は前のダンジョンで、最後のイベントの時に鳴ってたダメ出し音だな? それにこのプレートは真っ赤で今までの銀色とは見た目から――。「え~っと……レギュレーション違反……1人での行為では妊娠と認めない⁉」「そんな――⁉」 いやあ出すのは2人での共同作業だったぞ? でもローション用意せずに前戯からしっかりやれ、みたいな雰囲気だったしセックスじゃないと認めないって事なのか。「再チャレンジにより脱出は可能……ただし罰則としてチーム関係者の――⁉」「チーム関係者の参加を免除された者は強制参加、もしくはいない場合に――ハルト!」 アナベルがローブを躊躇いなく脱ぎ捨てて、素肌を全て俺の目に晒す。 パンツは既に脱いでいるので本当に全裸だ。 近くにあったタオルで顔を拭い、参加女性一覧に目を向ける。 アルヴィンが3人目を妊娠させ終わってる。 3人目の参加者だっていう息子がどういう動きをしてるのか分からないが、おそらくアルヴィンは4人目に入ってるだろう。 そして――ブリジットの顔が、一覧に増えていた。「ハルト何をして欲しいか言って、何でもするわ。すぐに勃たせて私を抱いてちょうだい。」 自分の失策でブリジットが巻き込まれた――そう思ってるんだろう。 部屋に入った直後、色々と躊躇っていた様子のアナベルはそこにはいなかった。