1. 経営管理体制の不備
1 店舗数と経営管理 弊社は平成2年4月の本店開業から順次店舗数を拡大し、現在5店 体制のミスマッチ 舗を営業するまでになりましたが、一方で、経営管理体制につい ては開業当初のまま、ほとんど変わらずに運営してまいりました。 そのため、経営管理が手薄となり、各店舗の損益や店舗ごとの売 れ筋商品等の動向をタイムリーに把握することが困難になってお
2. 新規出店の失敗
1 出店時の見込みの1号店、2号店の売上が好調であったため、店舗数の拡大を図りま 甘さ した。しかし、出店時の見込みが甘く、業績は事前の想定を下回る
2 予実管理の不備 計数管理が甘く、特に予実管理をしておらず、毎期期首に売上の 目標は立てるものの、実績との比較や目標が未達の場合の要因 分析も行わず実績を次の計画に活かすといういわゆるPDCAサイ
クルを実施できていませんでした。
状況が続いていました。
2 賃料負担の大きい新規出店は、これまでの出店立地とは異なる、ショッピングセン 立地への出店 ター等の賃料負担が大きい立地へ出店した結果、固定費負担が
重荷になり、会社全体の業績を圧迫する結果となりました。
3 喫茶業態への進出 パンや洋菓子販売だけでなく、喫茶コーナーを併設した店舗の開 設により、集客力の向上を図りました。しかし、喫茶業態は競争も 激しく、またパンや洋菓子の製造販売とは異なる設備や人員配置
等が負担になり、結局黒字化することができませんでした