羽夜「さとちゃん!マリ○カートで一位とったよ!」さとみ「おお!すごいじゃん!!」俺は素直に褒めたが、そんな俺の反応に羽夜はちょっと不満そうだった。なぜだ。羽夜「さとちゃん!お布団干しておいたよ!」さとみ「ん?おお、ありがとな!」やはり羽夜は不満そうにムスッと膨れる。なぜなんだ。さとみ「羽夜、さっきからどうしたんだ?」俺がそう訊ねると、羽夜は俺のそばまで寄ってきて正座になった。うつむいているが耳まで真っ赤になっているのがわかる。羽夜「頭…なでてくれないの……?」~さとみ脳内会議~さとみA「…………((バタッ」さとみB「しっかりしろ!さとみA!さとみAぇぇぇぇぇぇ!!!!」さとみC「早く救助隊を……ってやめません?この茶番。」さとみA「……羽夜の可愛さが進化している。」さとみB「頭をなでてしまったら俺は理性を無くす自信がある。」さとみC「耐えてください。」さとみA「とりあえずなでるか……」さとみB・C「ほい。」~終了~さとみ「もっとこっちおいで。」羽夜は顔をあげて嬉しそうにはにかんだ。もうこの時点で既に可愛い。しかし、俺はまだ理性を保てている。よく分からないが脳内の俺がめっちゃ応援してくれているからだ。俺は数センチ近づいた羽夜の頭に手を置いた。ふわっふわな髪の感触が手に伝わってくる。羽夜「えへへ、ありがとね。」にこっと笑った顔にハートを打ち抜かれた。落ち着けえええ俺ええええ!!!!はい、吸ってーー……吐いてーー……さとみ「甘えてくるなんて珍しいね。どうしたの?」羽夜「んん……仕事で疲れちゃったから、さとちゃんの癒しをもらいたくて。」そう言い終わる前に羽夜は俺に抱きついてきた。反射的に俺も羽夜の腰に手を回す。羽夜「さとちゃんあったかいね。落ち着く。」だめだ。俺はついに理性を失ってしまったらしい。彼女の顔に手を添えて、深い方のキスをしようとした。しかし、俺の腕の中で羽夜は気持ちよさそうに寝息をたてている。その寝顔はもはや天使だといっても過言ではなかった。さとみ「はぁ…今日はおあずけか。」この可愛い彼女にならどんなに振り回されても幸せなんだよな。俺は羽夜の頬にそっとキスをした。さとみ「おやすみ。愛してる。」