内藤のVMDは、
3種類目の「現場型」です。
内藤加奈子
「デコレーション」も「店舗管理」もお店のための
仕事には変わりありません。
ですが、残念ながら「デコレーション」だけでは
売上は上がりません。
人が一生懸命にデコレーションしたであろう商品は
お客さまも「くずしちゃ悪いかな」と見るだけに留める傾向にあり
手に取らないので接客につながりにくくなります。
また、残念ながら「店舗管理」だけでも、売上の伸びには
限りがあります。
計画して、指示書をお店に配ってそのとおりに陳列やディプレイをさせても
お店が開いた瞬間から商品は売れて抜けて欠けていきます。
指示書通りのディスプレイや陳列ができなくなった店のスタッフは
どうしたらいいかわからず困惑することになります。
お店のスタッフさんは、こう言います。
「指示書が来ても、うちには無い商品だったり
もう売れちゃってたりだから、あれ(指示書)見てもしょうがないですから。」
悲しいですよね。どちらもお店のための仕事なのに。
では「現場型」はどうなの?というと
お店に行って、実際に什器や商品を動かし、こんなことをします。
・ 入店客数を増やすための色彩操作
・ 入店客数を増やすための什器配置
・ 入店から回遊につなげるための「見せ場」と「買い場」の関連付け
・ お客様の滞在時間を延ばすための什器配置
・ 売り込む商品を強力に打ち出すための什器操作
・ 手に取っていただく確率を上げるための商品量の調節
・ 接客につなげるための、商品のグルーピング
・ 客単価を上げるための陳列構成
・・・・・・等々書ききれませんがこれらのポイントを改善することで
入店客数を増やし
お客様の滞在時間を延長し
そうすることで接客に入るチャンスを増やし
セット販売しやすい陳列をつくり
売上を上げることが
わたしたち3種類目のVMDの目的なのです。