このやり取り、毎日の事でいい加減諦めもしてはいるけどたまには普通に起きて普通に学校行って普通に生活したい。 行き帰りは天の送迎付き、大学にいる友達と帰っていた日々が懐かしく感じる。 天と一緒に暮らし始めるまではみんなと仲良くマ◯クに行ったりドト◯ルやス◯バに行ったりしていたのに。 もちろんオレがまだ12歳だから誰かが必ずオレを自宅にまで送ってくれていた。 嫉妬深いオオカミ少年のおかげで友達と帰ることもできない。 まあ、家の掃除とか家事とかめちゃくちゃしてくれるから助かるけど。 天は見た目普通の人間だ、だけど嗅覚と聴覚は野生の動物と同じでめちゃくちゃ鼻が効くしよく聞こえてる、それに視力も桁外れ。 聞いたら10km先まで見えるらしく、目で追う事も簡単らしいけどそれはやっぱり獣人の血が流れているからだろう…けど。「陸、今日大和と仲良く話ししてたね」 「壮五って先輩そんなに優しいの?妬ける」 「今日陸をオカズに抜いてる奴がいた、殺す」とか言ってくるから天の聴覚が良すぎるのが困る。 オレで抜いてる奴がいるとかそんな情報いらないよばか! …と、心の中で叫んだ(聞かれたらまた襲われそうでいやだ)