それ以降は、新しい目撃例も発見例はなかったが、地元の大鳥地域づくり協議会(工藤悦夫会長)ら14人が、2014年9月6~8日にかけて行った魚群探知機による調査で、水深25~54メートルの地点で1日に6回以上、1匹から数匹の魚影を探知することに成功した。30年前も生息調査に関わった同協議会事務局の佐藤征勝は、過去に言われた通り浅いところではなく、水深30メートルほどで反応があったとコメントしている。同じくこの調査に自主参加した慶應義塾大学先端生命科学研究所の伊藤卓朗博士が、池の性質を調査した結果、深い水域でも魚が生きるのに十分な酸素濃度があることが判明した。