生クリームは牛乳に遠心力をかけて、比重の軽い乳脂肪を分離したものです。このように単純な製法でできるため、従来製造方法により生クリームの差別化を図ることは困難とされてきました。生クリーム製造における新技術として、①生乳から水分(と塩分)をフィルターで除去して風味を高めた乳からクリームを分離する技術、②クリームに含まれる酸素を減らしてから加熱殺菌する技術を開発し、さらに、これら①②の技術を組み合わせることで、乳風味が強く加熱臭の少ない、従来にない新鮮な風味のフレッシュクリームが製造できました(「明治フレッシュクリームあじわい」の「あじわいこだわり製法」2008.2.4.登録査定)。