『わ、え!?さとみく…』さ「こらこら暴れんな。落ちるぞー。」軽々お姫様抱っこをされてズカズカ歩いていく。さとみくんが来てなんだか痛みが少しだけ和らいだ気がする。『あー、いてて…。さとみくんありがとね。』さ「ん、どいたまー。」優しくベッドに寝かされた。ただの紳士だ。もはや神様。『さとみくん用事は……?』さ「いやそれがるぅと来れなくなったからまた今度に回すことになった。」そう言うとよいしょ、とベッドに入ってきた。うわ、狭い……。『う、さとみくん狭くない……?』さ「えー、その方があったかいでしょ?」『……うん。』向き合う形になって顔が近くなる。お腹の痛みと恥ずかしさがいい勝負するくらいものすごく近い。キスする時より恥ずかしいかも。さ「羽夜ほんと可愛いね。」『え、何急に。』さ「んーん、なんとなく。」笑顔が胸にダイレクトヒットする。かっこかわいすぎる……。さ「本当は羽夜の痛みとか全部共有したい。でもね、できないからさ。今は俺に頼って良いからね。」甘い言葉と相変わらずお腹に響く鈍い痛みが私を刺激しまくる。今日も彼氏が愛おしい。おんなのこ【さとみ】 終わり