急いで彼のあとを追いかけ彼と壁の間に体を入れようとする…もジェルくんは壁にぴっとりと張り付いて入れない…「じ、ジェルくんいれて…」「いやや。」即答ですかー…(´・×・`)何とか機嫌を直さないと私の朝の計画がくるってしまう!おはようってつぶやく、微睡んだとろーんとしたジェルくんの顔を見ないと1日が始まるわけなんてないのに!!←仕方が無いのでジェルくんの背中側に回ってぴっとりとくっついてみる。ぴくりと反応を見せる彼の背中。「…ジェルくんごめんね。構ってって言ってくれるのが嬉しくてつい意地悪しちゃって…」…ああ、なんか涙出てきた…涙で緩くなった鼻水をどうにかしようとずずっと鼻をすすると「!?れーちゃん泣いてるん!?」瞬時に振り返ってくれる彼。その光景にもっと涙が溢れてきて、「ごめんなさいいい」って本格的に泣き出した私をおろおろと慰めてくれるあたり、大好きだなーって。わたしのそれよりもおおきい胸に半ばしがみつくように抱きついて、ジェルくんって連呼する。「ごめんなさ…無視やだ…こっち向いてギュッてしないで寝ちゃうのもやだ…」「ぷっ!」突然聞こえてきた笑い声に彼の顔を覗き込んでみる。爆笑ですか(ㅇㅁㅇ)「ごめんね。俺も意地悪してみた。怒ってないよ。」ニコニコと笑う彼にあっけに取られていると、「でも、さっきのれーちゃんのかまちょやんな…ええやろ?」なんて耳元で言ってる。ようつべで私が夜な夜な聞いてるやつだ…←あまりの衝撃にフリーズしていると、ぐるりと90°回転する私の視界。目の前にはジェルくんと天井。犬は犬でも狼だったか…←「お仕置きやんな…」なんて言いながら私を愛でようと近づいてくる彼を、私は避けることなんてできないのだ。りくえすとくらたい